日日是好日 | 台湾人女性を妻にもらった日本人男性の日々小言

シャケ四切れをほぐしたあとのつまの一言に唖然とするむすことわたくしとよろこぶむすめ

先日、朝からシャケが食卓に。
久しぶりの和の朝食に顔が緩んだのですが………。

我が家の場合、朝食はほぼ洋食。
パンが主流です。
食パンや惣菜パンなど様々。
時にパンではなく、旬の果物が並ぶことも。
コーヒーだけは、毎日変わらずメーカーで作っています。

さて、先日の朝のこと。
家族が少しずつ早起きしたその日。
リビングに向かうと、つまがIHの前で仁王立ち。
魚を焼いているいい匂い。

ご飯に焼き魚、味噌スープ、つけもの………。
どうしたつま。
何があったつま?
ようやと改心したか。

つま  「早」
わたくし「おはよう」
つま  「コーヒーできてる」
わたくし「ご飯食べてからにします」

いつもならまずコーヒーを啜るわたくし。
この日は食後のコーヒーをチョイス。
食卓に座り待ちます。

できあがりを告げるIHのピー音。
いよいよです。

つまの手には焼きあがった四切れのシャケが盛られたお皿。
おいしそう。
非常においしそう。
むすめがつまによってきます。

むすめ 「しゃかな、たべる」
つま  「食べるの?」

ほほえましい光景が。
いつものように、間に合う間に合わないを発端とする殺伐とした朝からの脱却。
早起きはなんとやらなわけです。

つまが座りシャケに箸を。
雑ですが小骨を排除していきます。
それもこれもむすめのため。
一切れ分ほぐしたところで、むすめにシャケをあたえます。
そしてふた切れ目のシャケに箸を。
ふた切れ目が終わると、三切れ目に箸を。
息子も登場し、その様子を見守ります。

すべてのシャケをほぐし終えたつま。
初めて見る光景です。
若干、達成感すら感じさせるその表情。

そこまでしなくても、それくらい自分でやるのに。
そんな野暮なことは言いません。
せっかくやってくれたのです。

つま  「さかな、まだ、食べる?」
むすめ 「たべる」

ひたすらシャケをむすめの口に運ぶつま。
咀嚼して飲み下すむすめ。

つま  「決めました。文句は言わせません」
わたくし「??」
つま  「今日のお昼は、全員シャケおにぎりにします」
わたくし「えっ?」
むすこ 「えっ?」
むすめ 「ぅわーい!」
わたくし「えっ?」

ひとりよろこぶ二歳になるむすめ。
意味ワカって言ってんのか?

ご飯も味噌スープもつけものもなし。
どうしてこうなった?

わたくし「朝ごはんは?」
つま  「パン食べるか?」
わたくし「………」

和食の朝食。
なぜこんなことが憧れに。
もう少し見守ってみようと思う今日このごろ。

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