台湾には魔法の粉があると思います。
投入すると料理が美味しくなる魔法の粉。
合理的です。非常に合理的です。
先日、鶏肉の下ごしらえをした時の話。
DIYとあるこの袋。
決して日曜大工で何か作るわけではありません。
酢豚などで使われる肉を作るための粉らしいのですが、その名も「木薯粉」。
Tapioca Starchとあります。
袋右上には、恋する女性が買ってしまいそうな、緑帯に白抜きの文字が。
「新好男人」とあります。
想像するに、「男子キラー」とでも伝えたいのでしょう。
販売元は、日正食品工業さん。
台北と南投に会社がある模様です。
もっとくわしく知りたい方は、こちら。
http://www.smile-sun.com
スマイルさんドットコムで覚えましょう。
この魔法の粉を使った料理をするようで、朝からつまが下ごしらえを。
そして、彼女を会社に送っていく車中でのこと。
つま 「油と醤油がないの。買っておいて」
わたくし「おねだんはいかほど」
漱石さんを渡され、各298円以下の厳命。
つま 「それでね、買った醤油でタレを追加で作って漬けておいて」
わたくし「追加って何?」
つま 「醤油が足りなかったから、途中でやめた」
わたくし「………いやね、いいですけどね、やりますけどね」
しばし沈黙が支配する車中。
わたくし「最後の味の調整は僕がするわけですよね?」
つま 「当たり前」
わたくし「あなたが途中までやったのに?」
つま 「そうですが何か?」
わたくし「美味しくなかったら僕のせい?」
つま 「大丈夫、大丈夫。誰がやってもおいしくできるから」
できあがったのがこちら。
なぜか「から揚げ風」に。
袋に描かれていた食べ物や、士林の屋台で販売している大きな鳥の揚げ物のようなものにはならず。
わたくし「どうしてこうなった?」
つま 「大きいとね、火が通らなくて焦げちゃうの」
わたくし「あっそ」
まぁ、ジューシーな唐揚げでした。
この粉を使った揚げ物。
最後に塩コショウをふりかけると非常に美味しく仕上がります。
台湾のスーパーなどで普通に売っています。
台湾に行った際にはぜひ。
始めまして、中国人の老公と中国福建省で暮らしていますyuyuです。中国的スイーツ芋圆の材料に木薯粉があって、何の粉だか調べて辿り着きました。美味しそうな唐揚げができるんですね。是非買い求めようと思います。