日日是好日 | 台湾人女性を妻にもらった日本人男性の日々小言

台湾のB級グルメ『葱油餅』をつまにいわれるがまま作ってみたら自爆してしまった件

こんばんは、土井善晴です。
今日はですね、台湾の代表的グルメ、葱油餅(ツォンユーピン)を作りますよぉ。

日曜日の朝、我家の食卓に葱油餅が。
どんなものかご存じない方は画像検索(Bing画像検索)で。

土曜日午後9時、ホームベーカリーだけ用意して、うっかり下の子と寝てしまったつま。
朝食のないわが家。

そんなつまが、冷凍されていた葱油餅を取り出し、フライパンで焼いて食卓に。
この葱油餅ですが市販されているもので、つまが友人からもらった代物。
東南アジア系の味がするオレンジ色のソースにつけて食べるわけです。

つま  「これで最後」
わたくし「あっそう。意外と美味」

わたくし、この葱油餅、台湾で食べたことがありません。

つま  「買いに行くか?」
わたくし「ちょっと待て。その前にだ」

明らかに察しているつま。
これから何を言われるのかすでにわかっている模様。

わたくし「あなたの国のB級グルメでしょ」
つま  「そうですけど文句あるんですか?」
わたくし「作りなさいよ」
つま  「やっぱり」
わたくし「いいから作りなさいよ」

パッケージの裏を見て販売元を検索しだすつま。
作るきゼロ。
にゃろう。

わたくし「餃子はいつも王将の冷凍だし」
つま  「………」
わたくし「作っても年に一度。いつも具出ちゃってるし」
つま  「………関」
わたくし「酸辛湯注文してどんぶりできても飲みきれないし」
つま  「………関係な」
わたくし「大根餅だってボロボロのボソボソだし」
つま  「それは」
わたくし「あんたの国のお菓子は全部モサモサだし」
つま  「!?」
わたくし「鳥のネックの食べ方だけじゃん。台湾人っぽいの」
つま  「そういうこと言うね」

あっ。
でました、そういうこと言うね。
MK5。
もちろん、マジでキレる5秒前。

わたくし「あーあ、本場の葱油餅食べたいなー」
つま  「神経病! 台湾人全員に謝れ! そして、おまえが作ればかやろう!」

そんなこんなで冒頭に。

こんばんは、土井善晴です。
今日はですね、台湾の代表的グルメ、葱油餅(ツォンユーピン)を作りますよぉ。


それでは材料から。

●薄力粉200g
●お湯150g
●万能ねぎ
●塩
●ごま油(サラダ油でも可)
●ショートニング(あれば)

上記材料で製作可能です。
今回は台湾のごま油が自宅にあったのでそちらを使っています。
ショートニングはお菓子などを作るときに使いますが、なければなくても構いません。


薄力粉にお湯を注ぎ混ぜあわせます。
ヘラなどを上手に使いましょう。
わたくしは手で直接いったので大変なことに。
こねてそれなりになったら常温で30分ほど放置します。


放置している時間を有効に使います。
ネギをみじん切りに。
ネギですが、たまたま冷蔵庫に万能ねぎがあったのでこちらをチョイスしていますが、通常の長ネギでもいいと思います。


残ったネギの利用方法はまったくもって不明なので、ビニール袋に入れて、チルド室の奥深くに隠します。


25分後の様子です。
こころなしか少し大きくなった気もします。
しびれを切らし25分で次の工程へ。


できあがった生地を2つに分けます。
そして棒で伸ばしていきます。
ひっくり返したりしながらそれなりに広げていき、粉を振ってくっつかないようにしておきましょう。
これから先の工程で、端からくるくるくると巻く作業がありますので、くっついていると大変なことになります。


ショートニングを塗ります。
さくさく感あふれる葱油餅になることを祈ります。


ごま油を塗ります。
まだここでは気づいていませんが、こちらごま油ではありません。
あきらかにごま油ではない何かを塗ってしまったわたくし。
万が一、この瓶が家にあってもごま油の代わりにはなりません。


塩をふって、きざんだネギを散らします。


そして端からくるくるくると巻いて、細い棒状にします。


今回は4つに分割。
その端を手で閉じます。
端から茶色い液体がでてしまってますが気にしません。


それをくるくると渦巻状に巻きます。
これで、最初のくるくると、今回の渦巻状のくるくるでパイのような層を作ることになります。


これを上から手のひらで、少し潰します。
すると茶色の液体が薄い生地からこんにちは。
なにか違うと気づいたのがこの時。すでに時遅し。
途中でやめられませんので、作業を続行します。


棒を使って本格的に伸ばしていきます。
当然ともいうべきか、茶色い生地のできあがり。
………どうしてこなった?


打った粉と茶色い液体が混ざり合って固くなった天板。


よく見るとsoy sauce。
油って書いてたのに。醤油でした。


油を塗らず、醤油を塗りたくった葱油餅。
ひたひたと忍び寄る絶望感。
その絶望感、言ってみれば、配属された調理場に最強のコックがいた感じ。
すでに死亡なんとかが立っている状態なわけです。
気を取り直して、生地の半分にとりかかります。


同じ工程になりますが、棒で伸ばします。


ショートニングを塗り。


今度はごま油を。
台湾のごま油を。


塩をふって、きざんだネギをちらします。


端からくるくるくると巻いて。


四等分に。
もちろん、茶色い液体が出てくることはありません。
それらしい。ひじょうにそれらしい。


端を手で潰して閉じます。


渦巻状にくるくると。


手のひらで軽く潰し。


棒でごりごりとのばします。
ネギなんかも見えて非常にそれらしい。
期待ができそうです。


左が醤油で右がごま油。
できあがったものの色が違います。


四枚ずつできあがった葱油餅。
ラップで重ね重ねに。
キッチンに放置。

帰ってきたつま。
すぐには気づかず、ひたすら放置される葱油餅。
1時間ほど後に発見されるそれ。

つま  「老公!!」

きた。

つま  「老公………この茶色いの何っ!」

いた。わが家の最強コック。

つま  「気持ち悪い」
わたくし「………」

冷凍庫にしまいこまれるそれら。
食べたときの感想はまた後日。

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