台湾の方は、数字や漢字など、それらが示すものを信じています。
もちろん、そうではない方もいらっしゃるでしょう。
ただ我が家関係者は意外と信じる方が多いのです。
先日、車を新調。
ほぼつまの専用車となるその車。
購入した際に、好きなナンバーを選べる制度があることを知ったつま。
わたくしはどうでもいいのですが、つまが乗り気。
家に帰ってきて、つまが台湾の実家へ連絡を。
お義母さん、そしてお義姉さん。
車のことを報告している模様。
いつもより長いタブレットを使った会話。
会話が終わると、ナンバーの相談が。
つま 「ナンバーどうしよう?」
わたくし「どーでもいいよ」
つま 「そういうこと言うね?」
わたくし「どうせ最終的にはあなたの誕生日になるんでしょ?」
いつもこうなのです。
相談されたときにはすでに答えが決まっていて、真剣に悩んだことを激しく後悔することになるのです。
つま 「そうしようと思ったんだけど、わたしの誕生日はダメなの」
わたくし「なんで!?」
つま 「これ見て」
つまが差し出したスマートフォンを受け取ります。
とあるアプリが起動しているスクリーン。
わたくし「おいおいおい、信じてんのか?」
つま 「はーい。それが何か?」
わたくし「このアプリ作者、有名な占い師なのか?」
つま 「知らない」
わたくし「こいつ誰だよ?」
つま 「誰だっていいでしょ。調べてみたら、あなたの車のナンバーダメだって。ふふ」
なんだその『ふふ』ってのは?
彼女が見ていたのは、『車牌吉凶』というアプリ。
車の四桁のナンバーの運勢を知るためのアプリとでも申しましょうか。
iOS版ですが、アプリがこちら。
起動画面。
シンプルな画面です。
数字入力部分をタップして、四桁の数字を。
台湾で縁起のいいとされる『8』を並べてみました。
吉です。
0000から9999まですべてにその運命が決まっている模様。
タブレットを使った台湾との通信が長かったのは、このためだったのでしょう。
確かに台湾人の配偶者を持っていると、意外とこの占いの壁にぶち当たります。
結婚式の日にちにはじまり、子どもの名前(画数、漢字の意味、運勢)、葬儀の日にち………。
まさか車のナンバーまでこれとは、いやはや。
わたくしの場合、子どもの名前で、台湾の命名本三冊と格闘。
しかも、その三冊。同じ文字でもそれぞれ解釈が違うという難解さ。
命名の際に、時間いっぱい四苦八苦しましたので、慣れっこになりましたが、初めての方は大変な思いをされることでしょう。
わたくし「で、ナンバーどうするの?」
つま 「実はね、もう決まってるの」
やっぱり。
相談したときにはすでに答えが出ている。
いつも我が家は期待を裏切らず安全走行。
車のナンバーの運勢が気になる方は是非。