春になると小さいながらも家庭菜園を。
ホームセンターでつまが苗をチョイス。
ここから秋の収穫までがわたくしの仕事になるわけで。
ことの始まりは数年前のこと。
トマトだったかきゅうりだったか。
とにかく、何か植えたいとつまが言い出したのがきっかけ。
2013年にこんな記事が。
トマトと枝豆を育て上げても、買ったほうが安かったと言われる悲しさ
ここ数年は、家庭菜園定番のきゅうりやトマトのほかに、空芯菜を栽培。
いちごやスイカ、メロンを植えたりもします。
そして、今年の四月。
つまから新しい指令が。
つま 「今年も植えます」
わたくし「あい。今年は何にいたしましょう？」
つま 「マンゴスチン」
わたくし「いかれてんのか、あっ」
つい本音が。
ただちょっと無理があるとは思っていたのか、反撃がありません。
つま 「植えて」
わたくし「マンゴスチンって東南アジア原産でしょ？」
つま 「食べたいの」
そんな仔馬がほしいと同じような感覚で言われても。
一応、パソコンでマンゴスチンのことを調べてみます。
わたくし「無理無理」
つま 「無理？」
わたくし「だって木ですもの」
つま 「木なのっ！？」
わたくし「かなり大きな木ですもの」
つま 「！？」
わたくし「種からだと実がなるのに１０年以上かかるんだもの」
つま 「3ヶ月で食べられないの？」
わたくし「今年もトマトときゅうりです。空芯菜はいりますか？」
つま 「はい」
おっ、あきらめた。
つま 「メロンとスイカも」
それくらいはいいでしょう。
わたくし「いいですか、無茶はいけません。できることと……」
つま 「南の島行って食べるわ」
そうきたか。
それから数ヶ月。
マンゴスチンのことはすっかり忘れている模様。
生ではほぼ無理でしょうが、缶詰ならなんとかなるのではと思う今日このごろ。
また言われる前に探してみようかと。
