配偶者や将来の配偶者予備軍の方々が日々作る料理。
おいしいものがあれば、残念なものもあることでしょう。
そんな残念な料理の一つをご紹介。
わたくしのつまが作る料理。
何度か記事にしていますが、基本は日本的料理。
和食ではありません。
日本的料理です。
牛ひき肉で作ったハンバーグ、どろっとした甘口カレー、なぜかロース仕様な豚汁などなど。
どれもそれなりに美味しいわけですが、ときどき、中華的料理が。
血が騒ぐのか。簡単だからなのか。
過去記事では、豚肉と筍とピーマン炒め、通称青椒肉絲を記事にしたことが。
最近、このチンジャオの他に、中華的料理として、大根の入ったスープが。
過去に何度か食卓に出現していたこの大根スープ。
半円切りされた薄い大根がぶち込まれており、時折、台湾の魚肉団子っぽいものがぷかりぷかりと浮かぶことも。
透き通った透明のスープにこれまた透き通るような大根。
見た目もなにもあったもんじゃない。
まぁ、見た目は百歩譲るとしましょう。
料理も人も、見た目じゃあありません。
中身です。中身が大事。
そう思いたい。
ただ………残念なことに、この大根スープ、中身も若干の難ありなのです。
台湾に旅行されて食事をされた方ならばこう思われた方も多いかと。
「味、薄っ。塩くれ、塩」
そうなのです。
基本的に台湾の料理は辛いか酸っぱいか、薄いか。
このどれか。
空芯菜をはじめとした野菜の炒めもの
チャーハン
卵入りのスープ
麺もののスープ
すべてが薄い。
これはしょーがないわけです。
文化の違いです。
台湾の方からすれば、日本の料理は、塩っからすぎるわけですし、
和食はそのほとんどが、醤油酒砂糖みりん風味と感じていることでしょう。
そして、つまが作るこの大根スープも御多分にもれず、もちろん、薄味………。
というか、味がない。
何度も味のないことが続くので、先日言ってみました。
わたくし「このスープ味しないのですが、何か忘れてませんか?」
つま 「忘れてないよ」
わたくし「………飲んでみなさいよ」
スープを飲むつま。
つま 「んー、まぁ、普通………ちょっと薄いかも」
わたくし「いやいやいや、これ白湯ですよ」
つま 「ちゃんと、ほんだし、いれた」
次第に明らかになる大根スープ製造工場。
お湯を沸かし、大根を投入。
本だしを投入。
一煮立ちさせると、うっすらと大根味のするスープができあがり。
家族四人それぞれにお碗が。
すべてのお碗に残された大根スープ。
つまよ、君も飲んでないじゃないか。
この次の日の朝、車中にて。
つま 「やっぱり、忘れてた」
わたくし「何の話?」
つま 「昨日のスープ」
わたくし「ああ、あの白湯ね」
つま 「何言われても平気。忘れてたの何だと思う?」
塩だよ、塩。
わたくし「なんでしょうねぇ?」
つま 「ごま油。台湾のはごま油入っている」
わたくし「………」
いつになったら美味しいスープがあたるのか。
美味しいスープ飲みたーい。