ぼーろーとぼーろーないふーだけあるよの意味が何となくわかってしまう日本男児の悲哀

つまが好きなもの。
打線をくめるほどあります。
台湾に帰るとこの言葉をよく聞きます。

つま  「わたしこれ大好き」

大概は初聞で初見。
そんなつまが好きなものの中から、今回はこちらを紹介。

菠蘿麵包(ぼーろーめんばお)

街角のパン屋さんや洋菓子やさんで見かけたことがある方もいるのではないかと。
台湾版メロンパンです。
ちなみに、向こうではメロンパンではなく、パイナポーパンと呼ばれます。
元々は香港発祥とか。
ずっとたまごボーロのボーロなのかなぁと思っていました。
だってですね、パイナポーの呼び方といえば、わたくし、鳳梨(ホンリー)しか知らないわけで。

台湾帰省時の最終日、つまが必ず買うものの一つです。
お義母さんや親戚、友達が来日の際にもリクエストします。

初めの頃、口を滑らせたことが。

わたくし「こんなもさもさしたパンよく食えるな、あっ」
つま  「あやまれ、わたしのぼーろーめんばおに謝れ」
わたくし「ぼーろーぱんさんごめんなさい」

棒読みがつまの燃料に。
朝からあっさり返り討ちにされたわたくし。
台湾のもさもさは、もはや文化。

フォルモサの”もさ”は”もさもさ”の”もさ”

台湾の方ごめんなさい。悪気はないんです。

日本に戻ってきた翌朝の朝食は決まってこれを食べます。
たくさんある菠蘿麵包は袋に入ったまま冷凍されます。
それを大事に食べていくのですが、そのうち数回は、なぜか炭化させてしまいます。
この炭化させてしまう話は、また後日書きますが、朝から短い悲鳴を聞くことに。

壮大に焦げた菠蘿麵包は、決まってわたくしの目の前に。
丁重にお断りします。

つまですが、乾いたクリームとレーズンが入っているバージョンがだいのお気に入り。

でもですね、わたくしのつま。
中途半端にさくさくの皮の部分しか食べないのです。
つまが食べた後がこちら。

こんな感じで剥かれて、食卓に無残な姿で残っているわけです。
残ったのは、もちろんわたくしの朝食に。
こんなことが台湾に帰省するたびに。
今年、思い切って、言ってみたのです。

わたくし「あなたねぇ、いい加減にしなさいよ、毎回毎回」
つま  「どうした?」
わたくし「全部食べなさいよ」
つま  「悪いですか?」
わたくし「そんなに好きならねぇ、かわだけ売ってもらいなさいよ?」
つま  「あるよ」
わたくし「!?」
つま  「ぼーろーとぼーろーないふーだけあるよ」
わたくし「ぼーろーとぼーろーないふーだけあるの?」
つま  「はい」

どうしてぼーろーだけ買わない。
っていうか、ぼーろーだけってなんだ。

ちなみにつまが好きなお店がこちら。
聖瑪莉(SUNMERRY)さん。
有名店ですね。
小籠包で有名な東門の鼎泰豊本店の並び。向かって三軒右隣。
ひとつ30元程度ですので、東門にお立ち寄りの際にはふらりとどうぞ。

先日は、オークラさんで買うの買わないの散々迷った挙句、結局いつもの。
それくらいこちらのぼーろーめんばおが好きな模様。

ちなみに、ぼーろーだけと、ぼーろーないふーだけ。
きっとこう言いたかったのかと。

かわと中身、別々に売ってるよ。

そんなの台湾じゃ、到底受け入れられないものだと思うわたくし。
きっと、山崎さんの英断を台湾のニュースで見たのではないかと。

ぼーろーとぼーろーないふーが別々に売っているお店情報求む。

読み直してみたのですが、『初聞』。
こんな言葉きっとないですね。

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