小龍包を食す

今回の旅で、はじめてかの有名な鼎泰豊へ。
日本からのツアーなどでは必ず立ち寄ると言われる有名店の模様。
そのときのお話を。

台湾滞在一週間ほど経過したある日。
つまと二人で夜にお出かけをしました。
子供二人をお義母さんに預けいざ出発。
理由もなく夜の松山空港の展望台に行き、それからMRTで忠孝復興站まで乗車。
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SOGOさんでかいなぁ、なんて思いながら、付近を探索。
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途中路地に入りお店を物色。
牛乳大王を発見し、パパイヤミルクを。
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そのとき、選んだのが鼎泰豊でした。
やはり有名店。
結構並んでおり、日本人もいれば、欧米圏の方も。
メニューと注文票を渡され、つまが記載していきます。
ビールにチェックが入っているのを見て、一安心。
しばらくするとお呼びがかかりました。

中は満員御礼。
家族でテーブルを囲んでいるお客さんが多く、賑やかです。
商品が到着。
もちろん、ビールも到着。
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まぁ、普通においしかったのですが、帰るときに事件が。
伝票を手にし、料金を確認するつま。

つま  「………”じぇい”って書いてる」
わたくし「何ですって?」
つま  「”じぇい”って………”じぇい”ってどういうこと?」

じぇいじぇいとつぶやくつま。何がなにやらわかりません。
じぇいという発音の中国語を思い出してみますが、わかるわけもなく。

わたくし「”じぇい”ってなに?」
つま  「じゃぱにーずの”じぇい”」
わたくし「ぼく、日本人ですが何か?」
つま  「わたししか店員と話してないのに………”じぇい”ってどういうことッ!?」

確かに料理が出てくるまで、わたくし、一言も日本語を話していません。
日本人に間違われたのかもしれない、日本に長くいたことで、外国人が話す中国語に、と考えるわたくし。

わたくし「仕方ない。帰りチョコレートでも買ってやろう。あんたの金でな」
わたくしの口元はニヒルにゆがんでいたことでしょう。

つま  「うぅぅ………ぁんたのせいだ」
わたくし「えっ? なに?」
つま  「あんたがビール飲んだばっかりに」
わたくし「関係ないだろ」
つま  「とりあえずビールは、日本人だけなんだからね。ビール代150元、おまえが払え」
わたくし「あぅぅ」

颯爽とレジに向かうつま。
なんですかね、この敗北感は。

ちなみに、伝票のJの謎は解明されず。
担当した店員のイニシャルだったり、席を示すアルファベットだったのかもしれません。

鼎泰豊の忠孝店、日本語の話せるスタッフも多く、あちらこちらで日本語が。
日本人でも安心して訪れることができるお店だと思います。
小龍包と瓶の台湾生ビールがおすすめです。

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