ビンゴゲーム。
子どもから大人までみんなが楽しめるわけです。
でも、足りないものがあると、一転、大人の完全勝利に。
日曜日のこと。
むすめの調子がいまいちとのことで、自宅で過ごしていたわたくしたち。
わたくしはパソコンで作業。
つまとむすこは、コンピューターゲームにも飽きたのか、ビンゴのカードを。
つま 「わたしからね………15!」
むすこ「なーい」
つま 「あったー!」
むすこ「じゃあ、僕ね………73!あったー!」
こんな感じ。
なにやら、一喜一憂しております。
勝負はというと、むすこの壮大なる全敗。
負けては、不機嫌に。果敢に勝負を挑み、また負けるの繰り返し。
しまいには悔し涙を。
かわいそうなむすこ。
そんなむすこの救出に出陣。
つまを打ち負かすために勝負のテーブルへ。
配られるビンゴカード。
つま 「わたしからでいい?」
わたくし「あい」
つま 「じゃあ、26」
わたくし「ちょっと待て」
つま 「??」
わたくし「がらがらは?」
つま 「何それ?」
そうです。
がらがらなしで、ビンゴゲームを。
わたくし「おい、大人」
つま 「はい」
わたくし「スタートが自分で、カードにある数字を言ってたら、勝負は5回目で終了だし、必ず勝ちますよね?」
つま 「だから、最初はわたし」
わたくし「………なんてことを」
がらがらの代わりになるアプリをダウンロード。
むすこに使用方法を教えます。
つまとむすこが公平な勝負を。
ランダムに出る1から75までの数字。
むすこにも勝機が。
でも、勝負終盤になると、つまの数字が出るたびに、カードの交換を申し出るむすこ。
勝負になっていません。
こんなことなら、世の中の厳しさをむすこに教えた方がよかったのかもしれないと思った日曜の昼下がり。
それにしても、つまよ。
その勝負、過酷。あまりにも過酷。
負けばかりではないことも教えてあげないと。