夏といえば、キャンプに花火に、スイカに海水浴。
そして、肝試しとくれば、怪談話。
ちょっと強引ですが、そんな我が家の怪談話について。
昨日の夜のこと。
自宅で作業中、むすめを抱いたつまが来て、久しぶりにあの台詞を。
つま 「日本語聞いていいですか?」
わたくし「あい」
つま 「うらめしやって何?」
わたくし「………」
日本語聞いていいですかの過去記事はこちら。
おそらく、テレビで怪談話でもやっていたのでしょう。
お岩だったのか、それに類する誰かだったのか。
淳二が暗いスタジオで話していたのかもしれません。
わたくし「うらとめしやの間に点」
つま 「うら、めしや?」
わたくし「繰り返して」
つま 「うら、めしや、うら、めしや、うら、めしや」
わたくし「そう」
つま 「うら、めしや?」
わたくし「わかった?」
つま 「全然」
わたくし「あっそう」
裏飯屋への誘導は失敗。
わたくし「たぶんですよ、恨むという動詞が形容詞になって、恨めしい。それに終助詞のやがついて、恨めしや」
つま 「しゅ、しゅう、何?」
わたくし「恨めしやはですね、現代風に言うと、あなたをとても恨んでいます。この想いあなたに届け、って言ってるわけです」
つま 「意味わかんないから、全然怖くないんですけど」
わたくし「知りませんよ、そんなこと」
つま 「恨めしや、おもしろいんですけど、どういうことですか?」
わたくし「そう言われましても。勝手に笑ってなさいよ」
かわいそうな淳二。
いや、かわいそうなお岩。
だって、「恨めしや」ってビブラート効かせても爆笑されるんだから。
よって、結論。
日本の怪談話は、台湾人に通用しない。
理由。
恨めしやの意味がわからないから。
追考:もしかしてお菊の皿数えなら何とかなるかもしれない。