400円のメイク落としを買ってしまったことで、顔面価値400円かと恫喝されてしまう悲しい昨日の一件

女性のコスメ関係。
男性のわたくしにとってはわからないことばかり。
失敗して学ぶのか、それとも関わらないようにすべきなのか。

先日のこと。
仕事帰りのつまをピックアップ。
むすことむすめをピックアップ。
その帰り道。
つまが口を開きます。

つま  「メイク落とし欲しい」
わたくし「はい、よろこんで」

こんな感じでドラッグストアへ。
駐車場に車を滑り込ませ、待ちます。
いっこうに降りる気配のないつま。

わたくし「どうした?」
つま  「授乳中。買ってきて」
わたくし「あなたのメイク落としをわたしが?」
つま  「行け!」
わたくし「あい」

むすこといっしょにドラッグストアへ。
陳列棚に規則正しく、それでいて雑多に並ぶそれら。
洗顔とメイク落としが上から下まで、幅2mほどの棚に並んでいます。

一応、ひとつひとつ手にとって見てみますが、何のことやら。
むすこが一つの商品に指をさします。

むすこ「アレ、かわいい」

おいおい。
かわいいって何だ?
かわいいってどこの言葉だ?
かわいいって使うのは女性だけにしろ

ソンなことは口に出さずに、とりあえず値段を。
約2000円。

こんなの買ったら何を言われるかわかったもんじゃない。
価格が高いって理由で返品してこいってことになりかねません。

陳列在庫が少なく、それなりの値段のものをチョイスします。
車に戻り、戦利品の報告を。

わたくし「買ってきました」
商品を袋から取り出すつま。
つま  「………わたし、ジェルタイプ使わない」
わたくし「………」
つま  「まぁ、使ってみるね」
わたくし「すいませんね」
つま  「で、いくら」

来ました。恒例の価格チェック。

わたくし「最初は980円の買おうと思ったんだけど、高いかなぁと思い、なんと今回は400円」
つま  「神経病(せんじんびん)」

なんで!?

つま  「普段使っているの知ってますよね?」
わたくし「定期的に届くやつ?」
つま  「あれ、一本3000円」
わたくし「はぁっ? 神経病」
つま  「ふぁっ? 今なんて言った、ばかやろう」

修羅場に。
わたくしが400円の商品を買ったばかりに。
わたくしがつい神経病なんて言ってしまったばかりに。

その日の夜。
つまが就寝前に口を開きます。

つま  「ご飯炊いた?」
わたくし「いえ」
つま  「お願いしていいですか?」
わたくし「二分でできる。用意してから下に行きなさいよ」

つまとむすめが、同じ表情をしてわたくしを見ていることに気付きます。
たとえていうならこんな表情。

その目でじぃーっとわたくしを見つめるつまとむすめ。

つま  「どうせ、つまの顔は400円の価値しかないね、はい」
わたくし「いやいやいや」

じゃじゃじゃあ、3000円の価値があるのか、などということは言いません。
そこまで野暮じゃありません。

わたくし「ご飯は僕が」
つま  「ありがとう。一合半でいいからね」
わたくし「了解」

一件落着。そして本日の朝。
朝の珈琲をすすっているとつまが口を開きます。

つま  「今日、おにぎりなしね」
わたくし「なんで?」
つま  「400円の顔しかないつまですから。ご飯も炊いてくれませんね」
わたくし「………あっ」

見事に炊飯をスルーしたわたくし。
もはや弁解の余地なし。

メイク落としランキングでも見てみようかと思う正午前。
女性のコスメは買わないに限る。

2件のコメント

    1. 台湾の小娘様

      ご感想ありがとうございます。
      あの一件で、さらに高額なメイク落としが我が家に届いた模様です。
      つまにとっては嬉しい誤算だったのかもしれません。
      また、気軽に覗いていただければと思います。
      このたびのコメントありがとうございました。

      管理人

管理人 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)