自由時間は三時間。与えられた200元。とにかく歩け。目指せ台北駅。それが今回の苦行だの巻

先日、数年ぶりに台湾へ。
五日間ほどの滞在だったのですが、その時のお話を。

きっかけはつまの一言だったと記憶しています。

つま  「久しぶりに帰るか?」
わたくし「どこに?」
つま  「台湾」
わたくし「いってらっしゃい」
つま  「……」
わたくし「何ですか? いいですよ、帰って」
つま  「あなたも」
わたくし「いーんですか? わたくしにもチケットあたるんですか」

わたくしにも機会が。
チケットを予約し、イン・ザ・スカイ。
BRとCIが駐機する桃園国際空港。
カメラのレンズを一瞬で曇らせるまとわりつくような湿気。
キンキンに冷えた車内。
新しい高速道路。
見えてくるグランド。
台北に帰ってきたという感じが否応なしに。

実家にはお義父さんとお義母さん。
挨拶もそこそこにつまとコンビニへ。
台湾ビールを二本調達。
初日終了。

毎回なのですが、わたくしの自由時間はつまの予定に左右されます。
だいたい、つまの美容関連イベント時に自由が与えられます。
今回は、つまの顔面レーザー処置の時間が自由時間に。
それも二日目。
つまですが、台湾到着の次の日午前中にレーザーを。
そんな話、もちろん聞いていないわけです。
リクエストしていた二枚のsimは、つまとお義姉さんの独断で一枚に。
その一枚はつまが。

わたくし「だから、二枚いるっていったのに。連絡とれないでしょ」
つま  「どうしよう?」
わたくし「どうしようじゃねぇって」
つま  「昼に家で集合」
わたくし「何その昭和。今平成。民国106年。いいよ、もう。現金」

差し出される100元札が2枚。
絶望。ただひたすらに絶望。
この光景……デジャブ。

絶望した
285元もらって台湾に旅立った話

そして今回は、残不明の悠遊卡。
クレジットカードとの紐付はない模様。
残不明のカードなんて異国でおっかなくて使えない。

わたくし「これでどうしろと?」
つま  「昼までに帰ってきてね」

さあ、約3時間の冒険の始まりです。
片道一時間半で計算。
とりあえず台北駅を目指します。
約7Kmの苦行。
四面仏、四平街、中山地下道、台北駅といった感じ。
フーバーワンは仕込み中。新光三越は開店前。地下道は閑散。台北駅チカで道に迷い、地上にでれず。
なんとか台北駅に。

途中、ルートを探るため、Taipei FreeのIDとパスを必死に思い出しなんとか接続。
五年ほど前に設定したのですが、まだ使えるとは。

台北駅午前11時半。
ふくらはぎはもう歩けないと反乱を起こし抗議を。
つまに延長のコールを。
昼食の鍋のため却下。

つま  「帰ってきて。鍋食べるよ」
わたくし「……」

絶望しかありません。
約7Km。さすがに走れません。
地下鉄乗り継ぎと小走りでなんとか帰宅。
五分ほど遅刻。食事はその一時間後。
これが世にいう台湾時間。

ちなみに昼食の鍋。

よくある台湾の鍋屋さん。
でもですね、あの醤のせいで台無し。
そう感じる日本人はわたくしだけか。
あの醤、わたくし苦手。

あとは親戚やらお友達やら。
いつもの笑顔を絶やさず、差し出されるものは食べ、飲み、断らない日本人に。

唯一の楽しみは、毎日二本ずつあたる台湾ビール。
おつまみはつまのチョイスで。
胡椒餅。イカの天ぷらはなかったのか。

持ち返って日本で飲むとちょっと残念なのですが、どうして台湾で飲むとあんなに美味しいですかね、台湾ビール。
わたくしの台湾は二日目で終了。
次はいつ行けることやら。

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