近くにいるのに意外と気付かないこと。
こんなことが夫婦間やカップルにはあるのだと思います。
えっ、気付かなかったの? が本日のお話。
つまとのつきあいより長いものは?
もう数年で結婚10年。
これくらいになると、ひとつまたひとつと「長いものたちが」名誉の戦死を。
少し考えてみました。
みなさんも少し考えてみてください。
もはや何の役にも立たない大手携帯キャリアの契約年数。
大学生の頃に購入したそれなりに値の張った黒のジャケット。
年に数度しか会いませんが、一生付き合っていける友人との関係。
そして特定銘柄のタバコ。
これくらいでしょうか。
もうそれほど多くないですね。
先日のこと。
むすめの公的検診があるとのことで、家族の状況調査票とにらめっこしていたつま。
もっと前に記入していたら前日の夜にあわあわしなくていいものを。
そんなことを思いながらパソコンで作業を。
つま 「一日にタバコをどれくらい吸いますか?」
わたくし「………」
つま 「10本くらいか?」
わたくし「………」
三日で二箱くらいのペースでタバコを吸っていたわたくし。
ヘビースモーカーというほどでもなかったはず。
つま 「誒(えい)! 無視するな!」
わたくし「はい。吸ってません」
立ち上がってこちらによってくるつま。
詰問口調が続きます。
つま 「いつから!?」
わたくし「二ヶ月ほど前から」
つま 「なんで!?」
わたくし「理由はないです、はい」
今年一月中旬からタバコを吸っていないわたくし。
禁煙したわけではないので、いつでも吸えるのですが、おそらくもう吸うことはないのかもしれません。
つま 「タバコ買うお金ないからか?」
わたくし「ええそうですね、お昼に100円のカット野菜買うのも苦労してますから」
つま 「そんなこと言わないで」
最近はつまからの入金が滞りがちで、一週間1000円生活を。
お金がないことを気にしているのなら、ちゃんと財布への入金をしてくれと心の中で罵るわたくし。
とはいっても、コンビニのカット野菜を二日に分けて食べていますので、かかる金額はたかがしれています。
春雨スープは先日10食398円を何とか捻出。
特に不満はないのです。
もちろん、タバコを吸っていないのもお金がないからではありません。
手元には三カートン分の台湾や中国、日本のタバコのストックが。
やめた理由など特にないのです。
何となくなのです。
ただ、どこで一服できるかの心配だったり、ライターがないときのいらいらだったり、そんなものからは解放されたかもしれません。
でもですね、それより何より。
旦那がタバコを吸わなくなって二ヶ月経過しても気付かないってどういうこと?
思いを素直にぶつけてみます。
わたくし「気付かないってどういうこと?」
つま 「んーーー」
わたくし「二ヶ月ですよ、二ヶ月。普通気付きますよ」
つま 「普通気付くか?」
つまがわたくしのそばにきて、胸部あたりに顔を近づけます。
つま 「たばこ臭くないね」
わたくし「当然。吸ってないもの」
つま 「もうタバコ代いらないね?」
わたくし「なんで!?」
つま 「やめたんでしょ?」
わたくし「………最近、吸ってないだけ」
公表してしまったことを激しく後悔したわたくし。
人の日常なんてそんなに注意深く見てないものなんですね。
今日も我が家は平常運行。
わたくしの少ないお小遣いからタバコ代がさらに削減される以外、日日是好日です。